双極性障害 あるある うつの底から脱しはじめたらまずは散歩から

躁うつ的生活

まずは騙されたと思って散歩をしてみよう

うつ期で底を切り抜けたあとなんとか動けるようになってきたら、まずは”散歩”を始めてはいかがですか。

これ、騙されたと思ってやってみるべきです。薬は当然続けておられるでしょうから、その次に”散歩”ですね。ほんの10分でもいいからやってみる価値はあるでしょう。

時間帯はそれぞれ事情があるので一概に言えませんが、まずは散歩してみようと思い立った時間帯でいいと思います。朝の時間帯がおすすめですが決まった時間でなくてもいいでしょう。その気になるかどうかが重要です。

うつの方がよく陥る「やらなければ・・・」で散歩するのは避けたいです。散歩する気になった=気持ちの余裕ができたと考えて自分を褒めてやってください。

私が思う散歩の効用は

私もゆるーく続けています。朝起きて朝食前に30〜40分ほど。歩くのが目的ではありますが、草木を眺めたり川の流れを見たり鳥の姿を探したりしています。最近は気がついたらウォーキング的にスピードで歩けるようになってきました。毎日すれ違うおじさんもいて「おはよう」と挨拶できるようにもなりました。

私が思う散歩の効用は次のようなことです。

朝起きれると実感できる

うつの底(そこ)にいて泥状態の時は、曜日や時間の感覚もないでしょう。ベットから離れられないですし、外に出るのも怖くなっている。なんとなく、動けそうだと感じたら、朝、並の時間に起きれたら、靴を履いて「太陽の光に当たるだけ」ぐらいの気持ちでドアの外に出てみる。「なんか、できやん、自分!」とささやかな自信を感じるはず。

太陽の光を浴びる

人は「陽とともに起きて、陽とともに眠る」というのが、本来の生き物としてもサイクル。太陽の光をまず浴びてみるというのは、生きてるって気になるもんです。なんせ、”仮死”状態だったんですから。

色々な発見・外部からの諸々な情報に触れる

散歩すると、ちょっとした気づきがたくさんあります。「〇〇さんちの生垣、きれいにしてるな」とか「あそこのマンショの5階の人、今日は布団干してるな」「あの人、犬を飼い出したのか」「側溝にゴミが多いな」「桜の花が咲きそうだ」「昨日雨が降ったのか」「こんなところにツユクサが」・・底にいるときは、自分の存在をも見失っているんで、周りのことは目では見ていても頭に入ってこない状態。それが、なんとなく”外””周囲”を感じる。「何か感じてるやん!じぶん!」「なんかカラカラの脳に染みてくるやんか!」との感じになります。

衰えた体力を戻したい

自分でも驚くくらい体力が落ちています。まずはその衰えに気づくこと。それは自分が回復に向かい始めた証拠です。そのことを自覚しましょう。明日はあそこまでいってみようとか、もう5分ほど長く歩いてみようとか思い始めたらもうけものです。

で、今日はこんなものを発見しました

私の今日の散歩の発見は、これ・・・

これ、きっとアケビだと思う。こんなところに成っていた。

クズの花です。空き地や雑木林など放っておくとあっという間にこの蔦状の”クズ”に覆われてしまいます。草刈りもしにくいし、見た目にもよろしくない草ですが、こんな花が咲くんですね。意外でした。

散歩の注意点(私の場合)

①歩く時間帯をきっちり決めたり、毎日歩くぞ!など自分にノルマを課すはよろしくない。あなたは真面目だから、すぐ〇〇せねばならない!に陥ってしまいます。

ゆるーく続ければいいんです。気分が向いたら歩いてみようか。ぐらいがいいと思います。スピードも適当で。”ウォーキング”(有酸素運動)にするのはもっと先です。

②最初の頃は知り合いに会うのはちょっと避けたいです。挨拶するのって、結構パワーいりますよね。相手の表情見たり、どのタイミングでどんな声の大きさで、どんなトーンで何を言おうかとか、この時間は「おはよう」なの「こんにちは」なの?とか、上手く言えるだろうか、相手が反応してくれなかったらどうしよう、挨拶以外に別のことを話しかけられたらなんと答えようか・・などなど。

私など、田舎に住んでいるので、うちを出れば知り合いにあってしまいますし、外を歩く私を家の中から伺っていて、声をかけてくれる人もいます。小学生の登校の列にぶつかった場合はしっかり挨拶し大人の見本も見せねばなりません。ここは歩くコースや時間など難しいけど考慮が必要かも。

ですが、挨拶ができるようになるってことも回復の兆しに感じます。世間との繋がりでできるようになった、と自信がつきます。毎日すれ違うおじいさんとかおばさんとかと挨拶を交わすのもいいものだと思うようになります。

小中学生に「おはよう」と声をかけれるようになると、地域の大人として「あいさつ運動」の役に立っているなとささやかな自信にもつながります。

まとめ

散歩は体力回復につながりますし、外の世界とのつながり回復、何よりも少しの自信にもつながります。それもただ歩くだけで。

マイナスの面はあまり思いつきません。ぜひおすすめです。ゆるーく始めてみましょう。

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