ZZ Topの渋さにやられっぱなし・・・

音楽

ZZ Topのファンです。最初の出会いは1980年代初頭(古っ・・)。いつも通っていた河原町今出川のレコード屋(レコード・・古っ・・)で、ジャケ買い(この言葉も古っ・・)してしまいました。

面白さを狙ったのか、渋さを狙ったのか、最高なダサさのルックスがインパクトありすぎで、思わず買ってしまいました。

それがこれ・・

早速聞いてみたら、もう・・ハマりました。

音楽のジャンルは、なんと言ったらいいのでしょうか?blues rock、hard boogie、boogie rockか?テキサス出身となるとsouthern rockとなるだろうが、ちょっと違う気もします。ジャンルはどうでもいいですけど・・あえていうならジャンルは”ZZ Top”か

ギターのBilly Gibbons、ベースDusty Hill、ドラムFrank Beardのスリーピースバンド。

昔っから、いつもサングラスをかけているし、この顎髭なので、”生”の顔はよく知らない。サングラス外した顔を見せられても彼らとはわからないと思います。

このヒゲなので、昔っからじーさんぽく見える。年齢不詳だし、そもそも彼らの年齢に興味なかったですが、3人とも1949年生まれの今年72歳になります。こんな年齢だったんですね。上の写真のアルバム「El Loco」が1981年なので、そこから40年経っている。私もじーさんになったんだから、彼らもそりゃ本当にじーさんになりますよ。

一回もメンバーチェンジはないのは素晴らしいです。ですが、今年の7月にベースのダスティ・ヒルが亡くなってしまいました。びっくりしました。残念です。ご冥福をお祈りします。バンドは続けるようですが、やはり同じようにはいかないでしょう。

彼らのライブはYouTubeにもたくさん動画が上がっているので、確認できますが、昔っからステージパフォーマンスはほとんど変わっていません。

・・ダサかっこいい・・

真ん中後ろにドラムのフランク・ベアードがいて、その左右に巨大なアンプがそそり立つ。その前に向かって左にダスティ・ヒル、右にビリー。バイクのマフラーみたいな太い固定のスタンドマイクが2本。ステージのあちこちを走り回るとかステージの先に行って観客を煽ったりなど一切なし。当然、衣装も変わることないですし、3人とも出ずっぱり。ビジュアルの変化は、ビリーとダスティーがギターとベースを持ち変えるぐらいか。

もう、ダサくって最高!!

それでも、ZZ Topににとってはそれで十分。たった3人で演奏しているとは思えない重厚な音は、その存在感だけで、余計な装飾は一切必要ない!(生で見たことないけど、きっとそうだと思う・・)

ライブでは大したMCもなくその後半は、ノンストップでハード・ブギをぶちかまし続ける。聞いてる方はどんどんアドレナリンが放出されていって、トランス状態に・・(知らんけど・・やっぱり生で見たい・・)

ほとんどの曲がブルースをベースにしていて、とことんワンパターンなんですが、それでいてオリジナリティに溢れて流ことを感じるし、ブギのシャッフル感(ていうのかな?・・)ドライブ感が独特で、聞き続けていると血が沸き立つような感じ。ビリーのボーカルの声が、枯れて渋くて。

で、なんと言っても、極めつけはビリー・ギボンズのギターですね。これは上手いとか下手とかテクニックとかの尺度を超えています。早いフレーズを弾くわけでも、泣かせるようなロングトーンを出すわけでもなく、枯れているようで粘着性もある独特のトーンと図太いサウンドが魂を鷲掴みされます。本当に唯一無二のギタリストです。ビリー・ギボンズ・スタイルというジャンルです。

フランク・ベアードのドラムとダスティ・ヒルのベースの底を支えるリズム隊。正確で安定してリズムを刻んでいるのですが、縦方向に”刻む”というよりか横にだらりと揺れている感じ・・・ビリー・ギボンズのギターが自由に徘徊しているのを淡々と支えている。ここも抜群のバランスです。

アメリカの「国民的」なグループですが、日本での人気はあまりないですね。なぜなんでしょうか?あのアドレナリン放出は、誰でも経験できそうに思うのですが・・・日本での露出が少なかっただけ?

来日はしてます。1980年中頃MTV全盛時代世界的に人気が出たときに2公演ほどしてますが、観客が日本人たちだとしたら、本気は出ないでしょうね。フジロックフェスにもきたらしいですが、どうせ日本資本でつれてきたんでしょう、本来のパフォーマンスができたとは思えません。

アメリカ特に本拠地のテキサスでのライブを動画で見ましたが、観客も遺体になったあのグルーブ感は現地でしかできないでしょうね。彼らの本拠地でどっぷり楽しみたいものです。

アメリカに行ったときにZZTopのライブをテキサスで見るというのが一つの夢なんですが、もう実現しそうにありません。残念です。

ビリーさんのソロ。カッコつけてるんですが、なんかダサい。でもこのビール瓶でのスライドったら・・

ビリー・ギボンズは、72歳の今も精力的に活動しています。それがまた渋い。こんなじーさんになりたい。(なれんけど・・)

今は、動画が手軽に探して見れるいい時代です。El Loco買ったときには、動くZZ Topなんか見たことなかった。今の世代が羨ましいです。

これからもたまにZZTopのダサかっこよさに酔いしれるとします。

音楽
peeents-papaをフォローする
躁うつ病の支離滅裂あるある雑記

コメント

タイトルとURLをコピーしました