生活のリズムを整えることは大切
双極性障害のおいて生活のリズムを整えることは大切です。
特に睡眠の乱れは、うつに落ちる時も躁状態に上がりすぎる時も一つのバロメーターになります。
自己の病気をよく理解することと、自分の気分・思考・行動の上がり下がりを把握することが重要。
眠れていない日が続いていないか、昼間の眠気だるさは、思ったように行動できているのか、イライラしてどうしようもない日がないか、スポーツなどできつ日が作れたかなど、客観的に観察したいところです。
記録をとって振り返る
それには記録をとって振り返るのが一番。面倒ではありますがやる価値はあります。
自分の波に気づき、補正していくことも可能になります。
毎日の”気分””行動”表
私は、下記のような”行動表”をつけていました。
以前は、毎日1時間ごとの行動内容、その日の気分の上下状態、食欲や睡眠の状態など克明に表に記載して管理していました。それを先生に渡せば一目標然で、ほとんど追加説明も必要なかったです。
(↓こんなの)
これを続ければ、自分の気分の変化・行動の変化が見えるようになりますし、そろそろ波がきそうだなとの予測もできますので、本当はおすすめなのですが、とても面倒な作業です。重いうつ期には無理ですし、躁状態の時はその必要を感じることがありませんので記入を忘れます。
かなり大変でしたが、これとても役に立ちます。自分の気分・対象管理はもとより、診察の時に役に立ちますが、過去に遡って障害の進捗状況を記載する必要のある傷害保険の申請の際には大いに助かりました。
今はやめてしまっています。軽躁状態・寛解状態が比較的長く続いたのと、自分の”ヤバさ加減”がわかるようになってきたことなので、必要ないかなとなってしまいました。
日記(日記アプリ)
今は、簡単に日記をつけるようにしています。くだらないことや些細なことから、重いことや仕事や社会情勢などなど頭の中にワンサカと考え事が出てくるので、何かしら文章で残しておくようにします。写真だけの時もあります。
日記帳を買って、筆記具を買って・・など気合を入れるとしんどいし挫けるので、私は”Day one”というアプリを使っています。「毎日書き込まねば」との縛りはやめて、ゆるいペースで、その日起こったこと・感じたことなど書き込んでいます。
記録をつけ続ける
根気が要ります。性格的にも続けるのが難しい人もいるかも。
底にいるときは記録することは億劫ですし、上がっている時は気分的にも忙しなくてつけている時間がないかもしれでしょう。
毎日とはいかなくても2〜4日に一度とかでもいいかもしれません。底の時は”空欄”であることは”記録”となります。
ゆるく続けていけばいいです。
毎日の体調の変化には自分では気づきにくいもの。前日、前週、前月、昨年と比較して相対的に把握すると見えてきます。
見えてくると「なるほどな」と思うと同時に「面白い」と思うようになります。習慣化するとつけなかった時は何か忘れているように感じます。
記録は大切、おすすめです・・・
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