双極性障害 あるある 躁状態でもある”漠然とした不安”

躁うつ的生活

私なりの躁状態の自覚〜現状

双極性障害Ⅱ型と診断されています。長年付き合ってくると自分の気分の大きな波を認識してその変化を理解できるようになってきたつもりです。

現在は躁状態の1番のピークを+5とすると、今は、+2ぐらいです。ほぼ寛解状態です。正直に言って、躁状態の時に自分の気分を通知で表すのは難しいです。主治医と話をしながら判断しています。

私の”躁状態”は「うつ期ではない”普通”の状態」であるようなイメージで自覚しています。

私にとっての躁状態のピークとは?〜ハッピー!状態ではない・・

双極性障害の躁状態は、「ハイテンションで活動的、とても気分が良い」と言われています。

確かにそういう面もあるのですが、私の場合は「毎日がイケイケで楽しい!快調だ!・・・」という感じより、普通だったら「ヤバい!大変だ!」と思うであろうことが「全く平気!」と楽観的に捉えている感じです。

マイナス要因をマイナスに感じない程度で「常に気分がいい、なんでもこい」というほどでもない。

それよりも結構イライラしています。

いろんな考えがとどまる事なく頭の中を巡っています。身の回りのこと、天気のこと、家族のこと、仕事のこと、テレビの中の芸能人のこと、芸人たちのネタのこと、政治のこと、きな臭い海外での揉め事、コロナの感染状況、ワクチン接種のこと、音楽や映画のこと、訳のわからない空想・妄想、昨日のこと、数日前のこと、自分が子供の頃のこと、昨日見た夢のこと、明日のこと、これから将来起ころうとしていること・・・

とにかく頭に閃くたびに何か行動しようとします。話を聞いてもらえる人があるなら話しかけたいです。それで、できなくて、話せなくて、うまく伝えられなくて、全部に手が回らなくて、時間がなくてイライラします。車の運転が荒っぽくなります。無理に割り込む車などあると車の中で怒鳴っています。聞いている音楽が過激な音楽ばかりです。

気が散って仕方がないです。色々考えていることが時間とともにどんどん抜け落ちていき、忘れていき、ほとんどが中途半端に終わります。いい発想、建設的なアイデアも出てくるのですが、それがカタチになる前に消えていってしまいます。で、イライラします。いつも何かしらイライラしています。

うつ状態の対局にいるなら、もっとハッピーで気持ちのいいものだと思うのですが・・・地獄の反対が天国だったら、天国にいるように。地獄から天国への一本の”軸”の上にはいないんじゃないかと思います。

躁の時にも感じている得体の知れない不安とは自分を見失っていること

「次々と人が思い付かないアイデアが出る」「気さくに話しかけ楽しいトークをする」「人の意見に左右されない」「睡眠時間を削ってでも無理が効く」など、プラス面も出てきます。

・・・これらは自分の長所だと思っていました。

↑ここが問題なのですが、これら私の長所と思っていたことがこの障害のせいだということです!私の異常な状態であり、本来の自分の長所ではない!

私はこういう人間と思っていた。こういう人間だから、こういう生活をし、こういう生き方を目指し、こういう仕事につき、やってきました。その「こういう」部分はこの障害で現れてきた”症状”であり、本来の自分ではない?!

今まで生きてきた拠り所はなんだったんだ?本来の私はどれ?なに?

私のアイデンティティの崩壊です。

そしてこれからどうしたらいいのか不安です。

うつ期にいようと躁の状態にいようと、とにかくずーっと不安です。自分を見失ったままです。

困りました。薬を飲んで気分の状態は安定するかもしれません。ですが、生活費を稼いでいくためには仕事に着かねばなりません。その際自分の長所をアピールするその長所がどこかへ行ってしまいました。自分がわからなくなってしまいました。

仕事がなく蓄えも使い果たして家計的には破綻寸前です。かなりヤバい状態なのですが、軽躁状態のおかげでどこか楽観的で危機感が乏しい状態です。

そのくせ不安です。どうなるのでしょうか・・・

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