きっかけ
私の祖父の兄弟が「むかし家系図を作った」という話がさらに別の親戚から伝わってきました。
私まで数代前から長男の繋がり(直系というんですか?)であったとことから、どうもその家系図が私の亡くなった父が預かり私の実家に残っているはずだという。
そんなものがあるなら探してみようという気になリました。
私は姉との2人姉弟なのですが、姉も私もそういうものがあるのは全く知らない。親戚付き合いも消極的で祖父の兄弟についても知らない。サラリーマン家庭で、祖父母と一緒に住んだこともないで、”家”との感覚も乏しい。
「家系を絶やしてはならぬ!」とのお達しも全くなく、そもそもそんなこと言われるほど由緒ある家系ではありません。
その家系図を受け取ったであろう私の父は20数年前に亡くなっている。母は存命ですが、認知症が進みつつある状況で家系図の存在を思い出すのがむすかしそうです。母もだいぶ弱ってきて、この世代がいなくなってしまったら、親戚付き合いも途絶えてしまい、このようなことに気を配れることもなくなってしまう・・・”家”を考えるいいきっかけかもと思いました。
手始めに・・息子の超絶記憶力に驚愕
実家の近くに住んでいる姉が、認知症気味の母を見に週末に帰るたびに、実家にあると思われる家系図を探してみることになりました。
なかなか見つからない中、姉から電話があり、「そういえばだいぶ前だけど●君(私の息子、当時10歳ほど)におばあちゃん(私の母、今は認知症気味)が家系図のことを説明してたことがあったよ。その時私は何やってんだか・・と思っていただけだったけど、もしかしたら●君覚えてないかな?」とのこと。
15年ほど前のことなのでダメ元で息子に聞いてみると、「おばあちゃん(私の母)から教えてもらったことは覚えているよ。紙に書いて送るね」とのこと。
半日ほど経ってLINEで送られてきたのをみると、6代前までの直系家系図でした!息子がおばあちゃんから聞いたのが、小学3・4年生ごろ。それを15年以上経って頭の中に残っていて、スラスラと書き出してます!これで100〜150年は遡れます!
息子は、子供の頃から記憶力が半端なく、全世界の国旗と首都を覚えていたし、円周率も50〜60桁ぐらいまでは言えたし、ピカソの本名(すごく長い名前です)を覚えていたり、漢字もやたら詳しく小学生で漢検2級をとっていたし、雑学の記憶は並々ならぬものはあったのですが、今回もたまげました!
どこから手をつけるか〜まずは書面探し
息子の記憶をベースに始めます。
まずは、実家にあるだろうと思われる親戚が作ったという家系図の捜索。私は実家から700kmほど離れたところに住んでいるので、これは姉に一任。
広いうちでもないし、古いものを残しておく風習も収納場所もないので、探すところはたかが知れています。すぐに見つからないところを見ると、出てこないような気がします。
どういうものか見たことがないので、これが見つかれさえすれば大まかなところは解決するだろうと思います。
ですが、それは、誰から見た家系図なのかが、よくわかりません。直系だけの家系図でもいいかも知れませんが、祖父より古い世代が直系かどうか、そう聞いいていただけで確認してはいないので、よくわかりません。そうなると傍系も調べて行かねばならず。どこまで広げるか考えておく必要がありそうです。
どこから手をつけるか〜戸籍
私の本籍は、父の代からなので、記載メンバーは少ないです。私の祖父の戸籍を調べるところからになるでしょう。実はどこが本籍地だったのかも知らないです。
家系図と同時に、生没年月日も確認したいので、やっぱり戸籍をたどっていくことが必要で、一番確実で唯一の方法でしょう。
これは芋づる式に関わる人たちの原戸籍を当たっていくしかないようです。
まずは、私の本籍に関わる戸籍・除籍・改製原戸籍の謄本ですね。それで、直系の方の情報は、私が手配することができると思います。
問題は傍系ですね。私では傍系の方の戸籍は取得できないと思いますので、関わる親戚の方にお願いするか、委任状をいただくことになります。ここは、今の親戚付き合いからすると結構難しい作業になりそうです。ここで諦めてしまうかも。
課題はなんだろう?
家系図など作ったことがないので、どのような課題があるのか初めて見ないとわかりませんが、今の段階で想像するに・・
どこまで広げるか?
傍系をどこまで広げるかを考えておかねば。それによって戸籍情報を取得する難しさが雲泥の差になるでしょう。少なくとも私の曽祖父までは傍系に広げたいですが、戸籍の取得の難しさで狭めることになると思います。
どういうフォーマットで作成するか?
紙・あるいは紙に類する手書き並みのものに書き出すのは自信がなです。新しい事実が出てくるたびに描き直し、図の組み直しなどやっていたら、やる気がなえてしまいそうなので、便利なスールがないのか探してみました。
作成のツールとして、ネットを見てみると便利そうなエクセルテンプレートがいくつかあるようです。あるところにはありますね。便利な世の中になりました。また、そのようなニーズもあるのだなと感心した次第。
今回は、これを使ってみようと思います。
モチベーションがどこまで続くか?
これは、私の精神疾患と睨めっこです。(長持ちしないでしょうが・・・)
作業を進めるスタンス〜双極性障害の自分だから
NHKでファミリーヒストリーって番組ありますよね。ゲストの方の家族の歴史を取材し、数代前の方の生き方・人となりを探りそのゲストのアイデンティティを見つめる番組。あれほどドラマティックな事実が出てこないと思いますし、個々人の生き方まで調査できませんが、あれの効果を期待しています。
アイデンティティを失ってしまっった、今の私に少しでもプラスになればいいと思っています。
まだ、探索を始めるぞ、と決めたところですので、どうなるかわかりません。家系図作成の専門業者もいるようですので、ビジネスになるぐらい難しいということかも知れません。戸籍情報を集める費用だけでも安くはないと思います。
双極性障害のパターンで、やる気になったのは躁状態の時の気まぐれで、また途中で投げ出してしまうかも知れません。
投げ出してしまって、また、できなかったことを後悔し、自分を責めるようになるかも知れません。そうならないように、容量よく精神状態とも相談しながら、進めていければなと思います。
私自身に負荷を与えないように、いつ完成させようかとの目標を立てず、完璧ではなくできるところまでやってあとは誰かに託す。というようなスタンスで取り組めればいいのですが。
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