双極性障害 あるある 心療内科で感じる精神疾患ビジネスモデル

躁うつ的生活

毎月心療内科に通っています。医療と商売を混同させてはいけないのですが、一部の精神疾患・発達障害・気分障害については、これはこれでうまいビジネスモデルかも知れないと感じています。

処方される薬の決まり方

双極性障害と診断されています。薬は気分安定剤・睡眠導入剤を処方されています。

うつ病と診断されていた時から薬については試行錯誤があり長い間かけて今の薬に落ち着いてきました。

今まで10年以上心療内科には通っています。抗うつ薬や精神安定薬、気分安定薬、睡眠導入薬などそんなに安価なものではありません。ジェネリック薬を積極的に使ってきましたがかなりの出費をしてきたことになります。

医師の判断(診断)に「 ? 」はないか

うつ病や双極性障害など気分障害は、熱があるとか、痛いとか、腫れているとか、血液や尿の検査の数値がおかしいか、明らかな何か”証拠”のようなものがあるわけではなく、医師が診察時間内に患者の喋っていることを含め”普通と違うところ”を何かしら感じとり診断することになります。

”普通と違うところ”というのもある意味医師の”感覚”もありますから結構曖昧で、医師によって差が出るように感じます。

普通と違う仕草、言葉、態度などを感じ取ると言っても、その医師の思っている”普通”からの乖離ですよね。医師は十分な練習と訓練を経て公平な”普通”を持っていらっしゃるわけですが、それでも幾分かでもその医師の主観とか”思惑”とかは入る思います。

その”思惑”は生きていく上で必要な商売という部分につながらないか?病院を建て、その維持もしていかねばなりませんし、医療事務のスタッフや看護師・臨床心理士なども雇わねばなりません。家族がいれば養っていかねばなりませんし。多少なりとも商売的なことを考えるのは当たり前です。

診断も多少の匙加減が必要かも。そして我々のような気分障害に対してはその”匙加減”が大きくも小さくもできやすい面を感じます。

患者側の「 ? 」

一方で患者側にも匙加減があります。

患者のしゃべっていることって、誇張がなく、偏りがなく、作為がなく、本当に”正しい”ことをしゃべっているとは限りません。

辛いので薬を多めに出してもらおうとか、今月お金が苦しいからお薬を部屋したい軽く見てもらおうかとか、申請に使う診断書にこう書いてもらいたいので症状を重く報告しておこうかとか、早く仕事復帰したいから軽くなっているようにするとか、何かしら”思い”が入ってること多分にあります。

当然、重い状態の時にこのような”調整”はできません。ですが、寛解に近づいてきた状態の時は自分でも自分の状態を説明するのが難しいので、無意識に調整しているかも知れませんし、「調整しているかも」と自分を疑うような時があります。

患者側も”思惑”を持っています。こちらもこちらで生活がかかっています。

気分障害に対して心療内科で処方されている薬の決まり方は、このような曖昧な部分があるように感じます。

薬は飲み続けねばならないからこその「 ? 」な部分

双極性障害は服薬は続けねばなりません。きっと死ぬまで・・・

軽躁状態や寛解状態の時「自分が病気だ」との自覚が薄いです。「薬って必要?」と思っているのに薬代にお金をかけねばならないことに、何かしら引っ掛かります。なんだかはめられているような気がしてしまいます。

このモヤモヤした「 ? 」なところに”思惑”が絡んでこないか?

診断書など必要書類の作成費用

診断書など必要書類の費用もバカになりません。

会社を休職する場合、復職する場合には診断書が必要です。これが3,000円ほど

心療内科・精神科に通っている方は、自立支援医療制度(精神通院医療)を活用されている方は多いと思います。診療・薬の費用負担が低減されます。愛知年更新ですが、2回に一回は診断書が必要です。

障害者手帳。これの有効期限は2年間。更新するには診断書と共に必要書類を提出して再認可を受けます。

障害者手帳の申請と自立支援医療制度の申請のタイミングが一緒だと一つの診断書で対応可能とのことですが、私の場合タイミングが合うことは今のところできていません。

これらの診断書が、4,000円ほど。

障害年金の申請にはかなり複雑で記入事項の多い診断書が必要になります。この「障害者年金診断書」は、15,000円ほどかかります。

これは数年で更新となりますので、そのたびには障害者年金用の診断書が必要になります。

それぞれ大した記入量ののあるものではないのですが、結構高額です。

高給を稼いでいらっしゃる医師がその高い時給を使って記入することを考えるとやむを得ないかも知れませんが、出来上がった書類を見てもそれほどの金額のものなのか?こんなに何度も必要なのか?と感じます。

なんとなく「 ? 」なところです。

患者の思いと医療行為の利害関係

それら「 ? 」な部分にどう折り合いをつけるのか・・・

その曖昧な決まり方は医師と患者の利害関係に影響を与えています。そこに”ビジネスモデル”の匂いが・・・

患者本人(私の場合)は、この辛さをわかってほしい助けて欲しいと思っていますが、その一方で「この診断名をもらうほどのことなのか」「本当に休んでいて大丈夫なのだろうか」「サボっていることにならないか」「障害者手帳を持ってもいいのか」「障害年金をもらっていいのか」などで、何か後ろめたい気持ちを持っています。

医師の方は、患者の後ろめたい気持ちに寄り添うふうにして、診断名をつけ、つまり「患者を作る」ということになっていないか?

このあやふやな症状に対して「精神疾患と診断してもらいたい人」に手助けするふうにして〇〇病とか〇〇障害とか診断していないか?

薬の量や種類が多くて気にかかるので、認知療法など中心に進めたいと思っても、医師はまずは薬物療法と言います。

認知行動療法は医療行為ではなく臨床心理士などが行うもの医師の収入にはなりずらいので薬物治療を強く推しているのではないか?

自ずと「薬を出しときましょう!」とか「診断書を出しておきましょう!」いう”商売”になってしまいがちでは?

患者を作り、やめられない薬を処方し、長く通院してもらうビジネスモデル・・・

これは長い間効きもしない高価な薬を飲まされ続けた、また寛解状態に近く苦しさが薄らいでいる状態の私の穿った考え方であることはわかっています。わかっていますが、どうもね・・・

これも一つのビジネスモデル

患者の利害と医師の利害が合わさって、うまいビジネスモデルになっているような気がします。

複雑化するストレス社会の中、精神疾患については年々課題が大きくなってきて、話題の露出も進み、一般世間の注目も高くなってしています。

うつ病やメンヘラ関係の本はよく売れています。アンガーマネジメントとか自己肯定感を高めるとかのセミナーや講習会とかやってますね。宮内庁まで複雑性PTSDとか言ってましたね。

患者はどんどん増えるぞ。マスコミも煽るぞ。しかも簡単に治らないぞ・・・右肩上がりの業界だぞ。

ビジネスモデルとなると、医師と患者のうまく折り合った信頼関係が重要。患者がいかに恣意的に自分を語れるようになるのかがポイント。医師ににこう判断させよう、薬をこのように処方させよう、病気が重いことにしてもらおう、逆に軽くして復帰を早くしよう。とか。

医師もその意向を汲み取りうまく合わせて末長く”お客様”を大事にする。

そしてWIN WINの関係になる。

そのようなことを思いつつも・・・

怪しいところは色々感じてしまっていますが、私は薬を止める勇気はありませんし、診断書を伴う各種申請も止める気はありません。怖いです。貴重な時間を危険な”実験”で棒に振りたくありません。

うつ病や双極性障害の研究はまだまだ過渡期だと思います。原因も治癒方法もまだ完全版はありません。新しい薬が開発されて試してみますかと言われたら、率先して試します。そちらの実験は参加しますが、医師が勧めない方の実験は怖くてできません。

そうしていいお客さまになって「精神疾患ビジネスモデル」に組み込まれていきます。死ぬまで逃れることはできないでしょう。

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