私にとってなぜかそう反応してしまう音楽
私には、その楽曲を聴くと体は反応してしまうものがあります。
反応と言っても、気分が上がるとか暗くなるとかではなく、体調に変化が現れるほどの反応。
◆My Funny Valentine / Miles Davis
MY FUNNY VALENTINE / Miles Davis in Concert の一曲目、アルバムタイトル曲”My Funny Valentine”は、聴くと必ず眠ってしまいます。
眠るというよりは意識を失っている感じ。終わるとなぜか目が覚めています。
横になっている時は当然、椅子に座っているときや車の助手席に座っている時でもダメです。運転中は危なくて聞けません。
アナログの時代からマイルス・デイビスのLPはたくさん持っていてよく聞いていたのですが、この曲だけダメなんです。意識を失います。
緊迫した空気から始まるゾクゾクするような素晴らしい演奏なのですが、なにせ眠ってしまうので、このアルバム最後まで聞いたことがありません。
CDの時代になって今度こそ通して聞こうと思ってCDを買ったのですが、やはり眠ってしまいます。
死ぬまでに聴き終えることができるのか・・・
◆Can`t help falling in love/ Corey Hart
コリー・ハートの歌う「好きにならずにいられない」。エルビスプレスリーの名曲中の名曲をコリーハートが少し掠れた哀愁のある声で歌っています。
本当に不思議なのですが、これを聴くと胸がムカムカして胃液が逆流してきたような感じになり吐きそうになります。大好きな曲で、大好きなミュージシャン、最高に好きな曲なのに・・・
この体の反応は全く分かりません・・・謎です。イントロがかかっただけでおかしくなります。
大好きな曲なのの私のプレイリストには必ず入っています。かかったら次こそはじっくり聞こうと思うのですが、ダメです。どうしてもムカムカしてきてしまい、スキップです。
◆My Foolish Heart / Bill Evans
ビル・エバンスの1961年ヴィレッジ・バンガードでの伝説のライブを収録したアルバム”Waltz for debby”の一曲目。
繊細でクールなピアノの研ぎ澄まされたフレーズにスコット・ラファアロのベースが絡み合ってくる・・・
背中に鳥肌が駆け上ってきて、なぜかギ・ラロッシュの香水"フィジー”の香りが周り漂います。
LPも当然持っているし、CDも音源のいろいろなバージョンで持っているのですが、どれにもその香りが付いている形跡はありません。ですが、どれで聞いても、むかし何十年か前に嗅いだフィジーの香りが確かに漂っている・・・
春香昔の”甘い”思い出が関係しているのか?記憶に残っていません。謎です。
◆Lynyrd Skynyrd / Free Bird
ここからは、体が生理的に反応するのではなく、気分の変化でのものですが・・・
レイナード・スキナードのフリーバード。ライブアルバム”One More from the Road”の最後を聞くべきでしょう。最初から通して聞いてきて、最後のこの曲・・・アドレナリンが過剰放出して、聴き終えたら眩暈がします。
◆ZZ Top / Pearl Necklace
アメリカ暗部のブギロックバンド ZZ topのパール・ネックレスです。このバンドのハードブギのリズム感は五臓六腑に染み渡りますが、特にこの曲は痺れます。気が付いたら体が揺れています。ドラムのカンカンの音のところはエアードラムを叩いています・・・
◆松田聖子 / 白いパラソル
往年の(永遠の?)アイドル松田聖子。久しぶりに聞き直すことがあってからはまっています。財津和夫の作曲と松田聖子の歌唱力がいいのだと思います。”な〜ぎさに〜白いパーラソル〜”のところは一っしょに歌ってますね。キーが高くて声になってませんけど・・・
体がなぜ反応するのか?
ノリノリのリズムと哀愁漂うメロディーとかでウキウキしたりしっとりしたいりするのはわかります。
ですが、好きな曲なのに吐き気がしたあり、緊迫した曲なのに必ず眠ってしまったりは、よく理由がわかりません。
過去にそれにヒントとなるエピソードがなかったか振り返るのですが、思いつきません。
音楽は感情に働きかけるのは感覚的にわかりますが、それを通り越してしまっているのでしょうか。
今も、この記事を書きながら「好きにならずにいられない」のイントロを思い出して、気分がすぐれなくなってきました。本当に謎です。
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